よるのゆめ

たまによく喋る

建築主旨

「音楽が好きな人に生の演奏を聞いてもらいたい。」
音楽を聴く手段は沢山あります。お金を払わずとも聴くことが出来ます。
スマートフォンの普及により実際に足を運んで生演奏を聴く人が減っている今、
音楽が生まれた瞬間から存在し続けるライブという文化を見直してもらいたい。

 

「ライブハウス」
演奏する場所として一番多く使われている ライブハウス が私は苦手です。
コンクリートで囲まれた薄暗い地下にあり怖くて入りにくい雰囲気。
室内は休憩できるスペースもなく、収容人数が多いホールや劇場は混雑し疲れます。
今回私は自分が身を持って感じた不満や不安を全て改善しました。

 

「歴史と空間」
まず、初めてライブをした場所は室内ではなく 路上 です。
現在も海外などで多い路上ライブには距離感を感じない暖かさがあります。
次に19世紀以降お金を支払い音楽を楽しむ 劇場(ホール) が生まれました。
当時は貴族の娯楽とされていました。
そして音楽が身近な娯楽となり バーライブ が海外から日本に伝わり、
今から50年程前に日本で少し形を変え ライブハウス が作られました。

これら4つのスタイルは現在も続いており、それぞれ違った楽しみ方があります。
音楽の聴き方も人それぞ違い、自分に合った目線があります。
音楽のジャンルや、身長、性格、その日の気分で選んでもらえるよう
4つのスタイルを合わせた空間を作りました。